ワークス

焼肉たらふく白子店トイレ他改修

鉄骨造平屋建(改修) 2010年4月

鈴鹿市白子駅に近い、焼肉のお店、焼肉たらふく白子店さんの改修を設計させていただきました。 ご相談があったのは、トイレが使いにくいためレイアウトを変えたいということだったのですが、それに合わせて、内装も変更出来たら…ということでした。 ただ、予算をうかがうと、希望されたことが全て出来るか、難しいような感じでした。 そこで提案したのが、お店の人が仕上げることです。 もともと、手作り感がいっぱいのお店で、飾りつけなども店長さんやアルバイトさんが、少しずつ積み上げてきたという印象でした。 そこで、仕上げをせずに引き渡して、お店の人にデコレーションしていただくという設計方針にしたのでした。 写真は上が改修後、下が改修前です。

トイレは全面的にレイアウトを変えたので、間仕切りなども更新したのですが、構造用合板を貼って、仕上はなしにしました。 後で塗装してもいいし、そのままでも使えるようにです。

便器は使えるものは再利用したのですが、せっかく新しくなっても便器が古いままだと寂しいので、ペイントしてデコレーションすることを提案しました。 それで、お友だちで鈴鹿市在住のクリエーターFunaまみむめもさんを紹介して、お手本を見せてもらうことにしました。

お手本どころか、Funaさん、やり始めたらノリノリで、描けそうなところは、全部描いていただくことになりましたが(笑)

トイレ以外では、中央の席の上にあった、パーゴラというかパーテーションのようなものが、強度に問題があり、危険なので取り替えることになりました。これは現場で使う単管パイプで再構築することにしました。 こちらも、そのまま使えるし、色が替えたくなったらペンキを塗ればいいということで、あえて、ラフなものにしたのでした。強度は現場で使うものなので、十分すぎるほどあります。

一番問題だったけど、最終的には一番うまく行ったと思うのが床です。 元はレンガ模様のビニールシートだったのですが、焦げたりはがれたりしているので、取替えたいということでした。 しかし、ビニールシートにしても、また焦げる可能性があり、予算も足りなくなりそうでした。 そこで、はがしてコンクリートの土間を露出させることにしました。 しかも、お店の人みんなではがすことに。これがなかなかいい雰囲気になりました。

最後にひとつだけ。こういうお遊びも。 店長さんと私の好きなものが同じだったので、トイレのサインをこういう感じにしました。 何のシルエットかおわかりになるでしょうか?