ワークス

鈴鹿市立愛宕小学校図書室改修工事 本の森プロジェクト

RC造小学校(改修) 2011年3月

読書がさかんな愛宕小学校のPTAさんから、図書室の改修設計を依頼されました。寄付金で工事をするということで、予算があまりない中、使いやすく楽しい図書室を計画しました。設計の前には、子どもたちにどんな図書室にして欲しいか、アンケートも実施し、その中で「本の森」というコンセプトが出来ました。

以前は、床に座って本を読んでいる子がいました。カーペットを敷いて、座ったり寝転んだり出来るようにしました。机やイスに使える台も設置しました。

低いベンチが1つだけあって、いつも席が一杯でした。本棚を改造し、一番下の段を前に出し、座ったり、上に登って高いところにある本を取れるようにしました。(「のぼりまショカすわりまショカ」意匠登録済)

コンクリートが露出して、少し無機質な雰囲気でした。柱を「木」とみなし、本を立てかけられる「本の木」を作りました。カーテンは7色にして「虹のカーテン」になりました。

以前は黒板がありましたが、あまり使っていませんでした。全て掲示板にし、温かみが出るようにコルクシートを貼りました。アンケートにあった「ハートが一杯の図書館がいいです」という要望に応えて、ハートマークをあしらいました。

カウンターがかなり老朽化していました。木製のカウンターを新設しました。前面は「本の木」のデザインと合わせました。

中日新聞、鈴鹿亀山版に掲載されました。