ワークス

sofo cafe リノベーション

木造2階建て(リノベーション) 2019年6月

釜石大観音仲見世のsofo cafeをリノベーションしました。この事業は、当社の宮崎達也が共同代表をつとめる合同会社sofoの直営事業です。設計と工事の手配、そしてDIYで自ら工事も行った事例になります。写真左の筋違いと柱は、大工に頼みましたが、テーブルはDIYで作りました。

1枚目の写真のカウンターの後ろにも使っていますが、ローパーテーションにも使用済みのパレットを使っています。近くにある工場からもらいました。作りながら考え、手に入った廃材などを使えるのは、DIYを織り交ぜるメリットです。設計だけして、工事業者に発注する従来のスタイルだと、廃材を使うのはハードルが高いです

奥の壁はホームセンターで販売しているプレミックスのしっくいを塗っています。ムラのあるセメントのような色にしたいと思い、試行錯誤した結果、白いしっくいを買って、墨汁を混ぜる方法にたどり着きました

元々蕎麦屋で和風のしつらえなのですが、大改造をせず、和モダン風にシフトするように作りながら考えました。垂れ壁の部分に、sofoのコーポレートカラーを入れて、アクセントにしています。ドアの上の看板のようなものは、倉庫に置いてあったものです。どこかの寿司屋のものらしいのですが、詳細は不明です。いいものなので、活用することにしました

こちらも同じように、和モダンをイメージしたインテリアです。家具は共同代表の神脇隼人がリサイクルショップで買い集めたもの。照明器具はもともとあった、白い和紙のセードに、木工用のワックスを塗ってみました。これも思い付きです。床や壁、柱なども塗装することで、イメージを替えました

看板も予算を抑えて自作しています。こちらも工場の廃材のパレットです。インテリアでも多用しているのですが、木部をエイジング加工しています。酢にスチールウール(金たわし)を入れたものを、白木に塗ると化学反応を起こして、長年屋外に置いて変色したような色になります。ロゴは型紙を彫って、スプレーしました

ここからは途中の様子です。小上がり部分は、ボランティアを募集し、DIY体験ということで、しっくい塗りを手伝っていただきました。体験したい人は意外に多く、完成するとお店に来てくれたりするので、大変助かりました

こちらは中央のテーブルを作る、DIY体験。しっくい塗りも楽しいですが、木工のほうも成果が大きいので好評でした。なお下地や天板などの資材はホームセンターで買ったものです

こちらはビフォアの様子です。一部、外壁に穴が開いて、外が見えていました。壁もDIYで貼りました。現在机になっているところに、腰壁がありましたが、柱を残して解体しました(解体は大工)

こちらもビフォアの様子。このようにいかにも和風のしつらえでした。壁面に関しては、ほとんどの部分に色を塗ることで雰囲気を替えました。床と天井はそのままです。床のタイルはなかなか凝っていて、積極的に残したいと思うものでした