釜石仙人峠道の駅テーブル・ベンチデザイン
家具 2016年10月完成
釜石地方森林組合さんから、ご依頼をいただき、地域の木材をつかったテーブルとベンチをデザインさせていただきました。デザインには納入先である、釜石仙人峠道の駅のロゴマークを参考にしてほしいとのご希望でした。旧仙人峠道路のシンボルである、ループ橋などをモチーフにしています。
悩んだ挙句、このようなデザインを思いつきました。木材は釜石で生産量の多い杉の無垢材を使用し、補強のためにアーチ状にスチールを使います。テーブルのほうは斜め横から見ると、ロゴマークのように見えます。ベンチも同じようなデザインとしました。なお、風が強いところなので、飛ばされないように重量のあるものという希望もありました。
上記のデザイン画を提出すると、日よけの傘を設置できるようにしたいという、追加のご希望があり、こちらも悩んだ挙句、テーブルの脚でもあり、さらに上まで飛び出している材に、穴をあけて、スチール製のポールを斜めに差し込み、そこに日よけの布を縛るという方法を思いつきました。こうすると、風が強くてもポールが抜けたりすることがありません。脱着も可能です。
かくして、このように完成しました。釜石仙人峠道の駅に、2セットとベンチも数台納入され、おとずれるみなさんに、ご利用いただいています。